ビデオテープに記録されている映像は、DVDにダビングすることができます。そうすることで、ビデオテープが劣化して映像が観られなくなった際の備えになります。ただし、ダビングしたDVDは適切に保管する必要があります。ビデオテープからダビングしたデータが無駄にならないように、正しいDVDの保管方法をここで知っておきましょう。
DVDディスクは、ビデオテープと同様に適切な管理をしなければ劣化が早まります。DVDディスクを長持ちさせるためには、保管する環境を見直す必要があります。高温多湿な環境、直射日光が当たるような場所にDVDディスクを保管するのは避けましょう。DVDディスクは、ビデオテープと同じく熱や湿気に弱いという特徴があります。たとえば、強い直射日光はディスクの記録層を劣化させ、映像データを損傷させるといったトラブルを引き起こします。特に、炎天下の自動車内に長時間ディスクを放置することはディスクの劣化に繋がるので禁物です。くわえて、高温多湿で温度変化が激しい環境はディスクの結露に繋がり、ディスクにカビが生えることもあります。
こうしたトラブルを防ぐためにも、DVDディスクは風通しがよく安定した温度環境の場所に保管することが大切です。
DVDディスクを保管する際は、汚れや傷、ホコリといったトラブルにも注意する必要があります。どんなに微細な汚れや傷、ホコリであっても、ディスクの記録の読み書きを妨げる原因になり得るのです。したがって、ディスク本体を裸のまま放置することは絶対に避けましょう。また、ディスクを持つ際も中心部の穴とディスクの外周部分を挟むようにして持ち上げ、記録面に直接触れる持ち方は避ける必要があります。記録面に直接触れてしまうと、手の皮脂が付着してディスク面が汚れてしまいます。
ディスクに汚れやホコリがついてしまった場合は、やわらかい布でディスク表面を綺麗に拭いていきましょう。ここで使う布は、メガネ拭きやカメラレンズ拭きなどのような布が最適です。繊維くずが多い布、固い布はディスクをさらに傷つけたり汚したりする可能性があるので、これらの布はできるだけ避けるのが得策です。
ディスクを拭く際は、ディスクの中心部から外側に向かって拭くことが大切です。円周方向にディスクを拭いてしまうと、ディスクに記録されたデータが傷ついて正常に読み込めなくなるなどのトラブルに繋がります。万が一ひどい汚れがついてしまった際は、少量の水で湿らせた柔らかい布でディスクをサッと拭き取り、その後乾いた布で乾拭きをしましょう。
いかがでしたか。いくらデータをデジタル化したといっても、DVDディスクもビデオテープと同じく劣化します。そこで正しい保管方法を覚えておけば、ディスクを長持ちさせることができます。この機会に、まずはビデオテープの思い出の映像をダビングすることから始めてみてはいかがでしょうか。映像データのダビングは、ぜひパレットプラザ「なんでもダビング」にお任せください。