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大切な思い出を守りたい!なぜビデオテープはカビるのか?

■大変!大切な映像をむしばむビデオテープの「カビ」

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子どもの運動会や家族の旅行風景、結婚式の様子など、人生の大切な場面をビデオに記録している人も多いのではないでしょうか。他愛のない、けれど家族にとっては大切な映像が入ったビデオテープ。しかし、「大切に保管していたビデオテープを、久々に取り出してみたら真っ白になっていた!」という、悲しい声も多いのです。真っ白なものの正体は、ずばりカビ。
カビはビデオテープの奥深くまで侵食し、テープを劣化させてしまいます。映像が見られなくなるだけでなく、強引に再生しようとして目詰まりを起こし、ビデオデッキを故障させる原因になってしまうことも。ビデオテープに発生したカビはクリーニングサービスで取り除くしかありませんが、テープの劣化具合によってはクリーニングができない場合もあるのです。 大切な思い出を破壊してしまうカビ。そもそも、なぜカビは発生してしまうのでしょうか。

■そもそも、なぜビデオテープはカビるのか?

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ビデオテープは大まかに分けて、テープの素材であるフィルムと、映像などを記録する粉末状の磁性体、フィルムに磁性体を接着するためのバインダーで構成されています。このバインダーを栄養源に、カビが発生するのです。特にビデオテープはケースで密閉されており、風通しが悪いため湿気や熱がこもりやすく、カビが好む環境でもあります。
ビデオテープに、カビが発生しにくい種類のバインダーや、カビが発生しても吸着しないフィルムが素材として使われている場合、カビの発生率はかなり下がります。しかしカビが発生しにくいビデオテープであっても、保管状態が悪いとカビは発生してしまいます。湿度の高い場所など、カビが繁殖しやすい環境に長く放置するのは厳禁です。保管は湿気の少ない風通しの良い場所で行い、1年に1度はビデオテープを早送り・巻き戻しをして、ケースの中の空気を入れ替えることが大切です。

■DVDへのダビングで、大切な映像をカビから守ろう!

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しかし、保管に気をつけていても、完全にカビを防ぐことはできません。時間が経てば経つほど映像が劣化していくのがビデオテープです。また、ビデオテープの量が多い場合は保管に場所を取ってしまう上に、定期的にテープを巻く作業も手間がかかってしまいます。
「大切なビデオテープの映像を、今の状態で残しておきたい」という人におすすめなのが、DVDへのダビングです。パレットプラザ「なんでもダビング」では、ビデオテープの映像をDVDへダビングするサービスを行っています。映像の劣化やカビの心配のないDVDにダビングすれば、保管場所もコンパクトになり、テレビやパソコンなどでいつでも映像が楽しめます。「すでにビデオテープにカビが発生してしまっている……」という場合も、オプションでカビ取りサービスを行っているため安心です。押し入れに保管されたままになっているビデオテープがある場合は、ぜひこの機会にDVDへのダビングをご検討ください。